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愛が欲しい、だけ

愛されたい。
愛したい。
どこの誰に向けたわけじゃない
愛の言葉
好き。
大好き。
愛してる。
一緒にいて。
一緒に死んで。
そう伝えたい相手なんて居ない。
けど確かに、「誰か」に伝えたい。
会いたい
誰に?
分からない
分からないけど
それでも会いたい、愛したい。愛されたい。
これは欲求?それとも本能?
いいや、そんな事はどうだっていい
どうだっていいけど、気にはなる。
愛し、愛され、そして死ぬ。
それが、きっと幸せ。
それを、きっと望んでる。
だけどなんだか、辿り着きたくない。
辿り着けない、じゃない。
辿り着きたくない。
それはきっと、
手を伸ばせば、届く距離にある。
そんな気はしてる。
でも伸ばす気になれない。
何故?
愛されたいのに。
愛したいのに。
幸せに、なりたいのに。
それらが分からないまま生きる幸せを
きっともう持っている。
だからこれは、無い物ねだり。
無くてもいいし、有って欲しいわけじゃないけど、
でも、なんだか、手に入れたい。
手を伸ばす気にはなれないのに、
いつかきっと、手に入れたい。
傲慢、我儘、自己的。
そんな言葉を思いついては否定して、
その否定を否定して。
意味が無い。
無いのが楽しい。
ぼんやりと生きる日々が
楽しいのは知っている
幸せなのは知っている。
だけどやっぱり
愛が欲しい
誰の愛でもいいし、
誰か特別な愛がいい。
別にポジティブでもネガティブでもない日々は
何物にも代えがたい。
だけど、だからこそ、代えたい。
なんでか、だとか。
どうして、だとか。
どうやって、だとか。
何のために、だとか。
そんなのは今、どうでも良くて。
ただ、そうだな、
ただ…
愛が欲しい、だけだ。
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