第2話 "向こう側"の世界
第3話 / 全2話 · 1,957字 · 約4分
カイ:「一時的なバグだったのかな?」
ノア:「さぁ?」
僕達は呆然としていた。
何も変わっていないワールド。"ボーダー"の向こう側に行っても、特に変わったところはなかった。
あの配信も切り上げた。だって、コメント欄では、
【はいはい。やらせね】
【何もないのかよ】
【つまんな】
などのコメントが増えたからだ。僕はこういうコメントには弱い。
実際、僕たち自身も困惑していた。
あの巨大な壁は、普通に出入りすることができたからだ。
カイ:「先...進んでみる?」
ノア:「まだ言ってるの?何にもないじゃない」
彼女は少し呆れている感じだった。
カイ:「普通にサバイバルしながら進んでみようよ。」
ノア:「それより配信はいいの?」
カイ:「うん...なんか特になにも無さそうだし。」
そして僕達はゆっくりと奥へと進み始めた。
カイ:「このサバイバルエンドラまで行こうよ!」
ノア:「じゃあネザー行かなきゃね」
カイ:「俺はいつでもいけるぞ!」
ノア︰「マグマ風呂には浸からないでね」
カイ︰「今度こそは!」
会話をしているうちにさっきのおかしな事は無かったかのようになった。
ツルハシ、食料、剣、盾...
僕達は、"ボーダー"に第2のミニ拠点を作っていた。(そういえば第1の拠点を作ったって言ってなかったね)
そして、ネザーに行くため、道具の最終確認をしている時だった。
ガチャッ
カイ:「え?」
僕はドアを見た。今のはドアの開く音だったからだ。
ノア:「どーしたの?」
彼女は、ドアの真反対のところにあるかまどで肉を焼いていた。
カイ:「今....ドアに触れた?」
ノア:「いや?ずっと豚肉を焼いてたよ?」
カイ:「....気のせいか」
もしかしたら聞き間違いかもしれない。僕はそう思っていた。
ネザーでのことはあんまり話さなくていいかな。だって、その時は"まだ"何にも無かったんだ。
だから要塞を探索して、、、ブレイズロッドを必要な本数をゲットしたあとから話そう。
カイ:「エンダーパールもある?」
ノア:「大丈夫よ」
カイ:「じゃあこれで全部揃ったわけか。」
ノア:「戻りましょう」
僕達はエンドに行くために必要なものが揃ったので、拠点に戻ることにした。
—その時だった
ドオォォン!!
カイ:「!?」
ノア:「!?」
突然爆発音が聞こえた。でもどこも爆発した痕跡はない。
カイ:「どこで爆発した?」
ノア:「...さぁ?」
ガストの姿は見当たらない。
今のは聞き間違いなんかじゃなかった。ノアも聞いていた。
現実世界に戻った僕らは早速エンドポータルを見つけるために出発しようとした。
その時ノアが突然言い出した。
ノア:「ダイヤを第1の拠点に忘れてきた!」
ネザーでツルハシを多く使ったので壊れそうだった。
カイ:「じゃあ取りに戻るか」
そういうことで僕らは第1の拠点に戻ることにした。
ノア:「第1の拠点の戻り道は分かるの?」
カイ:「分かるよ。完璧に覚えてる。何年マインクラフトやってると思ってる?」
ノア:「さぁね。2年くらい?」
カイ:「全然違う!配信はもっと前からやってたし。」
ノア:「懐かしいなぁ。カイの配信を見つけた時の頃。親が私を置いて出かけること、結構あったからさ。あの時、ちょっと寂しかったんだよね」
カイ:「そうだったんだ....あの....」
ノア:「ん?」
カイ:「ここってどこ?」
ノア:「え?」
僕が道を忘れた...のではなく、地形が変わっていた。
なんで分かるのかというと、実は川に沿って歩いていたんだ。
だから迷子にはならないと思ったんだけど、、、川が途中で切れていたんだ。
ノア:「そういえば、BGMなくない?」
カイ:「確かに。設定っと....って50%になってる。BGMはなるはずだ。」
思い返してみればネザーからずっとBGMが流れていない。
ドォォォォン...
地面に響くような爆発音。僕達の第2拠点の方角だ。
カイ:「何事!?」
ノア:「戻ってみましょう!!」
僕達はダッシュで第2の拠点に向かった。
第2話 終わり