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第4話:鬼社長の呼び出し!

第4話 / 全4話 · 706字 · 約2分
「天音ミウ、それからマネージャー。今すぐ社長室に来なさい」
お昼過ぎ、事務所のスピーカーから冷たい声が響いた。
声の主は、このVTuber事務所のトップである鬼塚社長。
ミウは一瞬で顔を青くした。
「終わった……。今度こそ本当に怒られるんだ……」
これまでの配信で、ミウは清楚をやめて暴れ、コーラをこぼし、叫び散らしてきた。
社長に怒られてクビになってもおかしくない。
重い足取りで社長室のドアを開けた。
部屋の奥では、スーツを着た鋭い目の社長が、腕を組んで待っていた。
「座りなさい」
社長の声が部屋に響く。私は覚悟を決めて頭を下げた。
「社長、すべては私の指示です。ミウのせいではありません!」
すると、社長はふっと鼻で笑った。
そして、パソコンの画面をこちらに向けると、画面に映っていたのは、最新のVTuber人気ランキングだ。
ミウの名前が、なんと上から3番目に!
「怒るわけがないだろう。大金星だ!」
社長の顔が、一気に満面の笑みに変わった。
社長はミウの肩を叩いた。
「最初はただの清楚系だと思っていたが、今の泥臭いスタイルのほうが100倍いい!我が社の株価も上がったぞ!」
ミウはポカンとした顔で、私と社長を交互に見た。
お説教ではなく、大絶賛のご褒美だったのだ。
社長は引き出しから、最高級のメロンソーダを取り出した。
「これからも、その調子で暴れなさい。期待しているぞ!」
社長室を出たあと、ミウは嬉しそうに飛び跳ねた。
「マネージャー!これからもガシガシ配信していくぞ!」
クビの危機を乗り越えたミウの勢いは、もう誰にも止められないのである。
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