6月
上旬
気がつけば家の自室だった。
さっき私は身投げをしたはずだった。
カレンダーを見たとたん衝撃を受けた。
6月1日だった。
いつの間にか日が進み、私は生きている。
ここは私があのまま生きていた世界線なのか。
湿気の多い重い空気を纏ったまま私は今日も学校へとゆく。
中旬
片山さんは生きてた。
それならよかった。
私はもう彼女に干渉しない。
あの日の感触が蘇ってしまうからだ。
ジメジメした重い空気が時間の流れを遅くしているかのように思えた。
下旬
近頃は晴れが多くなった。
おかげであの日のことで気が病みそうになる心配はずいぶん減った。
そして1ヶ月後に夏休みが控えるのであった。