〜第7章・俺たちの物語〜
第7話 / 全8話 · 2,863字 · 約6分
第36話 黙示録
俺たちは、なんとか天秤のコアを破壊して帰ってくることができた。
火光「よし!この調子で残り1つの厄災のコアも壊そう!俺たちをその次元へ送ってくれ!」
霊魂の魔女「...それはできない...」
火光「ダメなのか...?全ての次元に対応してるんじゃないのか?」
霊魂の魔女「送ること自体は出来る...でも、あなたたちをあそこに行かせてはいけない...」
火光「なんでだよ!一緒に望む結末を見るって約束したじゃないか!」
霊魂の魔女「昔の火光も...今と同じような道を歩んだ。あの時は、今度こそ成功すると思った...でも、ダメだった...残った1つのコアは、黙示録のコア。全ての厄災の元凶...それと同時に、全ての世界だけでなく、世界の動き、つまりこの物語の展開すら操っている...だから、どう頑張っても、私たちが勝てるわけなかった。だから、火光たちには、あの次元へ行ってほしくない...また、物語が最初からになってしまうから。」
俺は悟った。今までの冒険で起きた不自然な出来事、謎の世界線の歪み、全てこの黙示録のコアの仕業だったんだ。
その時、
ゴォオオォォォオォォ
異常な音が城内に響く...
上を見ると、時空の歪みのようなものがある。そこから、巨大な手が出てきて、歪みをこじ開けようとしている...
禍々しい響きとともに、この世のものとは思えない、巨大な人型の何かが現れた。
霊魂の魔女「そんな...アポカリプス!」
アポカリプス「そんなに我が怖いか...お前たちが来ないのであれば、こちらから出迎えればいいだけの話だ...」
霊魂の魔女「嫌だ!やっぱり、もう終わらせて!」
霊魂の魔女が、俺の正義の体験を奪い取り、自分の霊魂のコアに突き刺す。しかし、その瞬間、コアの周りにバリアが張られ、弾かれてしまう。
アポカリプス「おっと危ない...楽しみが台無しになるところだった...」
そのまま、霊魂の魔女は黙示録のコアに取り込まれてしまった...
第37章 絶望の始まり
アポカリプスは、霊魂の魔女を取り込んだことによって、完全な姿となる。背中に、異様な紅い十字架が付いている。
アポカリプス「さあ、はじめようか。」
威圧感がすごい...近づいただけでも体が壊れそうだ。
アポカリプス「黙示録降臨、ラストグラヴィティ!」
辺りの重力が狂い、城が崩壊する。
火光「聖光解放!反撃の陣(アンチフィールド)!」
ピイと共鳴し、重力による弱体を無効化。
黙示録のコアの光が強さを増す。
アポカリプス「我は霊魂のコアと融合したことで、完全なる力を手に入れた。コアのエネルギーが最大に達した時、全てを消滅する魔法”ラグナロク・バースト”を発動できる。消滅対象はこの世界だけでなく、お前が前にいた”現実世界”を含めた、全世界だ。」
火光「現実世界だと!?そんなの反則だろ!」
アポカリプス「この世界のルールは、我が定義する。反則など無い。黙示録降臨!オーパーツ・ナイトメア!」
動けない!移動を封じる魔法か!
ニンニン「聖闇解放!カタルシスシャドウ!」
アポカリプスの視界を塞ぐ。
しかし、一瞬で闇から抜け出されてしまう。
レイリュウ「赭石解放!紅蓮の二刀!」
黙示録のコアに攻撃しようとするが、レイリュウの体は、武器ごとコアの中へ取り込まれてしまった...
黙示録のコアの光がまた強さを増す...
アポカリプス「黙示録降臨!プラズマ・カタストロフィ!」
上空から7つの雷が一箇所に落ちる。そこを起点に、宇宙のような空間が広がる...
第38話 終わらない絶望
俺たちは、謎の空間へ飛ばされる...
足場がない。空気すらあるかどうか怪しい。しかし、落ちない。ただ、暗い空間に浮かんでいる。本当に宇宙のような空間だ。
エリス「みんな!こうなったらあれをやってみるしかないよ!」
エリスの声を合図に、俺は正義の大剣を構える。
そこに、味方全員のエネルギーが送り込まれる。物凄いエネルギーだが、剣はそれに余裕で対応している。それどころか、だんだん大きくなり、巨大な剣へと形を変える。多種の色に光っている。
これが俺たちの最終奥義だ!
火光「聖杯覚醒!救世超聖斬!!!」
世界を救うと思われる斬撃が、黙示録のコアに舞い降りる______
アポカリプス「黙示録覚醒。アルファ・ヴォイド」
偉大なる希望の斬撃は、アポカリプスの目の前で虚無の次元に消滅する...
アポカリプス「黙示録のコアは叫んでいる。時は来た...」
黙示録のコアが世界の終わりを象徴するように紅い光の波を放ち続ける...
エリスが、黙示録のコアに向かって動き出す。
アポカリプス「ラグナロk...!」
発動する直前、エリスは紅い波へ飛び込み、黙示録のコアを掴む。
エリス「私は聖の力を持っている!これで、完全な状態でその技は使えない!」
アポカリプス「無駄なことを。」
大量の火の玉が飛んできて、エリスはコアから手を離す。
キュウ「離れろ!エリス!」
エリスを守るため、キュウも紅い波に飛び込む。
アポカリプス「ラグナロク・バースト!」
エリス「ごめんね...火光。救聖爆発!セイグリッド・エインヘリアル...」
第39話 絶望のその先の
黙示録の爆発と聖なる爆発が同時に起こる。アポカリプスは、理想通りの力で発動できなかった。
黙示録のコアは、エリスとキュウのコアと融合し、混沌のコアを生み出した。
そして、ラグナロク・バーストは、「全ての世界を消滅させる」ではなく、「全ての世界の出来事をリセットする」という結果に終わった...
仲間たちが光に飲まれる...
時間が巻き戻っていく...
ついに俺の記憶が飛んだ...
俺の魂は、元の現実世界の方へと帰る。
一方、あの世界では、火光の体から魂がなくなり、からっぽの肉体になった。それは、想像を絶するほどの時を経て、干からびてしまった...
黙示録のコアの中に取り込まれていたレイリュウは、火光たちが戦っている間、コアの中で霊魂の魔女と話していた。
霊魂の魔女「このまま進むと、世界がリセットされてしまう。あなただけでも、向こうの世界へ逃げて。」
そう言って、レイリュウの魂は現実世界の方へ転生していた...
ああ、結局、霊魂の魔女が言っていた通りの結末だ...結末を変えることはできなかった...俺はまた、いつかこの世界へ連れてこられるのだろうか...
第?話 新たなる物語
俺の名は火光。小学4年生だ。趣味はゲーム。ずっとゲームばかりやっているので(自称)かなりのゲーマーだ。友達は...1人だけいる。そいつとはいつも一緒にゲームをしている。歳下だけど、いいやつだ。今日も明るい空を見ながら、家に帰る…
end…