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始動

第3話 / 全4話 · 621字 · 約2分
5月6日。

その日のうちにすべてが動いた。

はてなっち埴輪がDMグループを作り、「警告勢」メンバーが一気に追加される。

三浦がロゴを制作し、プロフィール文がまとめられ、設定が固まっていく。

「自改党」

その形が決まったとき、誰かが言った。
「なんかそれっぽいな」

活動内容も決まっていく。
・規制緩和の提案
・荒らし対策
・ユーザーの声を運営へ

ただし誰も「ガチ政治」をやるつもりはなかった。

あくまで、ネットノリの延長線だった。


公式アカウントが動き始めると、空気はさらに加速する。

三浦は相変わらず暴走気味に投稿し、OMは謎に冷静な一言を挟み、エディは規約にキレながらもどこか楽しそうだった。

KOTOR BOTOは全体を見ながら言う。

「これ、ちゃんと文化になってきてるな」

そして、自改党公式垢のどんな投稿にも最後に必ず付く言葉ができる。

「自改党です。」

意味はあるようで、ないようで、でも確かにそこにあった。

やがて、グループは外部へも広がる。

「#自改党です」のタグ。
支持者の皆様がプロフィールに付けられる略称LRPの頭文字の記号。
そして、公式垢のフォローを通じたゆるやかなネットワーク。

それらは正式な制度ではなく、誰かに強制されたものでもない。
それでも、人々は自然とその輪に参加していった。
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