アリバイ
第4話 / 全5話 · 957字 · 約2分
今日は初めての登校日だ。
昇降口や門には警察のような人が警備していた。
1時間目はアリバイを発表させられた。
ほとんどの人は家庭科室にいたので証明できたが、いつもトイレに行っている咲奈などの3人ほどが証明できなかった。
しかも、「犯人はK」
のKが咲奈の名字の加藤のイニシャルだったのだ。
ますます咲奈犯人説が強くなっていく。
男子やほとんどの女子は咲奈を無視するようになった。
和香と私、美沙や美月ぐらいしか咲奈に話しかけない。
先生たちもアリバイが証明されている。
はあ、なんなんだ。
休み時間、私たちが音速〇店をしていたら、彩香が来た。
彩香「ねえあそぼ。」
蘭「あいいけど、、、」
美沙「よかった、人数合わせにちょうどいいし。」
彩香「え、、、」
蘭「まあいいじゃん、さっさと始めよ」
美沙と咲奈が手際よく配っていく。
全員「注文!」
美沙「えびちゃー、、、」
咲奈「飯、、シューマイ、、、テン」
蘭「シン飯、、ラー」
美沙「メンミソ、、、、」
美沙と咲奈はとても強い。
あっという間に全てのカードを出しきってしまった。
その後すぐ私が全て出し切り、彩香の手元を見るとたくさんのカードが残っていた。
美沙「あ、彩香初めてだもんね、、、」
蘭「まあ、トランプしよ。」
トランプでも彩香が負けてしまい、負けたためにカードを配ることになってしまった。
なかなか配るのが遅い。
それは仕方ないのだが、しびれを切らした咲奈がこう言った。
咲奈「はあぁ、じれったいから僕がやるよ」
蘭「咲奈、あんまりそういうこと言わない方がいいよ」
和香「そうそう、あ、うちもいれて」
美沙「いいよ、じゃあ5人ね」
配り始めようとすると、彩香がぽつりと言った。
彩香「もういいよ、私抜ける」
和香「ごめん、聞こえなかった。もう1回言ってくれる?」
彩香「もういいって、やらない」
4人は顔を見合わせた。
咲奈「なんだ、せっかく配ったのに。」
美沙「けん玉しよ、蘭」
和香「ちょうど4個あるし、そうしよ!」
4人がけん玉を取りに行く。
その後ろ姿を見ながら、ぽつんと立っている彩香。
私は、なんだが嫌な予感がした。