目次に戻る 漬物/月影ひかたん

クラス発表の時間…。

学校についた。
幸い、5分で着くぐらい家と学校は近い。
ギリギリ、遅刻を逃れた。

今日が最後の2年生の教室。
あまりいい思い出はない。
しかし、どこか懐かしく感じてしまう。

朝会は、テレビ放送。
着任してきた先生たちが紹介される。

運命の、担任。誰になるのか、気になって仕方がない。

1年の先生、優しかったな....。また一緒がいいな....。
2年の先生、ちょっと、優しいけど、あの時の対応が嫌だったから、一緒にはなりたくないな....。
と、色々と考え込んでしまう。

校長先生が、1年の先生からから順に紹介される。

「1年1組の先生は、○○先生です …」
「1年2組の先生は、○○先生です …」
「1年3組の先生は、○○先生です …」
「2年1組…2組…3組…」

いよいよ、3年の先生が発表される....。
雪の心臓は高鳴るばかり。収まる気配がない。

「次に3年生の担任の先生です。」
「1組…2組…3組…」

2組の担任に、1年の時の担任の先生がいたのだ!!
それに気づいた雪は、嬉しかった。

気づいたら雪は、咄嗟に手を組み、テレビに向かって、祈っていたのだ。
(2組になれますように....。)

他の学年の先生の発表は、どうでもいい。
2組になりたい。
その一心だった。


朝会が終わると、ワークスペースに、2年全員集まった。
2年生の先生に、ありがとう。と言った。

雪は、ありがとうって言いたくなかった。
先生に、何かしてもらった覚えなどなかったからだ。


運命の、何組になれるかの発表....。

« 前の話 目次 次の話 »

この話への感想

感想を書くには ログイン してください。
Avatar
月ひか 2026-01-23 14:30:05
ありがとう!!
Avatar
えむえー 2026-01-23 00:08:48
すごい緊張感伝わる好き