小さな同居人
第3話 / 全8話 · 1,276字 · 約3分
【兎猫】
『ようたちゃんようたちゃん!このチョコ食べる~?おいしいよ~』
「あの~…ようたちゃん…?一緒にチョコ食べよう?だから一旦離れません…?」
僕の後ろにしがみついてるのは確かに大変可愛いけどもね???
…どうして…こうなった…?
時は遡る
【兎猫】
「…何、誰』
…こっちのセリフ過ぎる。
とっても可愛いぬいぐるみを作ろうと思ったらとっっても可愛い妖精(?)が爆誕した…
『うん、………何!!?誰!?!?!?』
「えっっっとぉ…お名前ある?」
「名前……ようた、ジブンは、ようた…だよ』
…やっぱこの子僕が召喚したので間違いないな…
「こうよぉ…僕なんかやらかしたみたい…」
『えぇ…トラブルメーカーすぎるって兎猫ちゃん…』
ぐぅの音も出ない。
うぅん、でもようたちゃん自体は可愛い…すごく可愛い
でもなぁ…
いや、まぁ、保護(?)するしかないか…
「…よし、ねぇようたちゃん、とりあえず森から出ようか?」
とりあえず、一旦森を抜けて好夜の家に戻ろう
「……あ、魔方陣消さなきゃ」
時は戻る
【兎猫】
…僕のせいすぎるな
うーーーん…これからどうしましょ
〖好夜〗
「あの~…ようたちゃん…?一緒にチョコ食べよう?だから一旦離れません…?」
兎猫ちゃんの後ろでしがみついて離れようとしないようたちゃんにとりあえず離れてほしい兎猫ちゃんだけど…
「………』
…離れる気なさそうだなぁ…
「…(諦め)
それでさ好夜、ようたちゃんのことなんだけど」
完全に離れてもらうことを諦めた兎猫ちゃんが言う。
『なーにー?』
「どうしても僕らどっちかが預からないとだけど、
魔方陣を正しく書けてて正しく発動してたら、
ようたちゃんって天使でも悪魔でもあるじゃん。
だからどっちが預かるのがいいかなぁって。」
たしかにね~~~。
でもようたちゃん…兎猫ちゃんから離れる気なさそうだけど…
「…ジブン、ご主人と居たいんだけど』
ご主人って兎猫ちゃんのことかな?
ちらっと兎猫ちゃんに目配せすると…いやめちゃめちゃ困ってる顔してるなぁ…
「…あのね?僕って一応上位の天使なのね。
だから結構他の天使と会うことが多くて…
その状態でようたちゃんと一緒にいるのバレたら、ようたちゃんが危ないんだよね…」
『だから下位でほぼ放置されてる私が預かるのが理想なんだけど…』
「…ジブンはご主人にメイワクかけるってこと?』
「ん~~~そうじゃなくて…ようたちゃんに安全なところにいてほしいってこと」
ようたちゃんが短いもふもふな手を顎に当てて考えこんでる。
「…わかった、コーヨのとこいる』
兎猫ちゃんがほっとしたような表情になった。
『じゃ、これからよろしくね!ようたちゃん!』
いつの間にかチョコが3つほど減ってるテーブルの上によじのぼってきたようたちゃんに、そう言った。
「…よろしく、』