幕間 小鳥たちのダ・カーポ episode3
第10話 / 全11話 · 969字 · 約2分
視点:イブキ
第三理科室
「入るぞ」
そう言って入った俺を迎えたのは
「…遅い」
いかにも不機嫌そうに腕を組んで仁王立ちしていたリズだった。
前に出された紅茶を啜りながら、リズは淡々と話した。
元に戻す薬は、現在抽出中であり、1時間ほどかかること。
抽出が完了したら、すぐに元に戻せること。
その間の子守りは、エーペルージュに任せるとのこと。
リズ「メタいけど、なんでこんなに(この)小説の更新が遅くなったのかは分かるわ。オチが付けられなかったんでしょ。」
俺「そうだよ(肯定)」
リズ「ハァ…あなたね、それなら何か一言言ったらどう?あなたついに前の話のコメ欄で催促されてたじゃない。」
俺「うーん。けど、書きたくなくなったっていうのも事実なんだよなぁ。実際、飽きられてたり、忘れられたってのが分かってるのに書きたい人なんていないだろうし」
リズ「そういうところよ。あなたの悪い所。」
俺「…え?」
リズ「自分がどう見られてるかネットでも無駄に気にして、勝手な被害妄想をして閉じこもり、そうなる程では無かったのに結局最悪の結果になってしまう。あなたこれで何回目よ。」
何故だろう?自分だからだろうか?確実に図星を突いてくる。そんなことをしている人がいたらそれは相当な悪者だ。そうわかっているのに。それが俺であると認めざるを得ない。
リズ「図星って顔してるわね。」
俺「……」
アシッド「リズー!なんか機械がピーピー言ってますわー!」
リズ「完成したみたいね。
まあ、自分に自信を持ちなさい、なんて感情論は言わないわ。ただ、これがまだどれだけの人が楽しみにしているのか、じっくり考えなさい。」
自分に諭されてしまった。
自分に。諭されたのだ。滑稽な話だろう。
ただ、言っていることも間違いではないのかもしれない。
もしかしたら俺は、作家として大事なことを忘れていたのかもしれない。
確かにこれは俺の自己満とエゴかもしれない。けど、そんなエゴを認めてくれる人がいる。そう思った。
藤本「あれ?ここどこ?」
寝歌「頭痛い…」
薬を飲ませたのだろうか。いつの間にか元に戻っていた。
まあ、今までのことは黙っておくか。