第1話「入学」
第6話 / 全4話 · 2,480字 · 約5分
死滅回游から952年後。2970年4月6日。今日は入学式。桜が舞う山奥にある、首都東京とは思えない景色。ここは東京都立呪術高等専門学校。通称「呪術高専」。呪いを祓い呪いを学ぶところである。入口にはたくさんの鳥居があり、周りには木が生い茂ってる。そんな中歩いて来たのは、サングラスをかけた白髪の青年、名は「五条 迅」。呪術御三家のひとつ、五条家の末裔で、眼にすべてを見通す''六眼''を持つ。彼の術式は「無下限呪術」。原子レベルに干渉する緻密な呪力操作で空間を支配する。そしてもうひとり、茶髪で後ろに結んだ少女、名は「黒萩 影華」。呪術御三家のひとつ、禪院家の末裔で、術式は十種影法術。影を媒介にし、動物の影絵を模して式神を召喚する。
五条「これが東京の景色かよ、、めっちゃ田舎臭いな」
黒萩「ほんとね、あたしもうちょっと都会の学校期待してたんだけど、」
ド田舎の見た目でどうやら期待はずれ。影華が名を尋ねる。
黒萩「あんた、名前は?」
五条「俺は五条迅。今年から1年だ。あんたは?」
黒萩「あたしは黒萩影華。あたしも今年から一年よ。よろしく。あんたまさか五条家?」
五条「あぁ、そうだけど」
黒萩「あたし一応禪院家よ」
五条「まじかよ、、てかまだ禪院家あったんだな」
黒萩「うちの母親の家系が禪院家なのよ」
その時、後ろから声がした
???「君たちが、今年の一年か」
振り返るとそこには、片目に皮製の眼帯をつけている30代の男性が来た。
佐須川「今日から、君たちの担任の佐須川だ。よろしく」
彼の名は佐須川 総司。加茂家の末裔。術式は赤血操術、呪力を込めた自身の血液や、血液の付着した物質を操作することができる。現時点で世界に2人しかいない特級術師のひとり。
五条「(え、なにこいつ、、めっちゃでかい、、190はあるだろ)」
黒萩「あなたでかいね、」
佐須川「え?」
五条「おい!」
黒萩「ん?」
五条「(小さい声)あんまそういうこと言っちゃいけないんじゃないか?怒られるかもだぞ」
黒萩「あんま問題ないでしょ」
佐須川「おい、ふたりとも、そろそろ教室に行くぞ」
五条&黒萩「はい(はいよー)」
佐須川「ここが教室だ」
黒萩「結構古臭いわね」
ゴツッっと迅がゲンコツをした
五条「あんま言うな」
黒萩「はぁ?うっさいわよ」
佐須川「いいんだ、俺も思ってる」
黒萩は「ほらね」と言わんばかりの表情のドヤ顔を見せた
五条「ウッザ」
黒萩「あぁ?なんか言った?」
五条「言ってませんよー」
佐須川「おし、ふたりとも。そこに座れ」
黒萩「あい」
五条「あぁ、うざうざい」
黒萩「おーい聞こえてんぞー」
五条「はいはい、うっさいうっさい」
佐須川「よし、じゃあまずは俺の自己紹介だ」
黒板に名前を書き始めた。
佐須川「じゃあ改めて、俺は佐須川総司。今日から呪術高専の一年担当だ。一応加茂家当主だ。よろしく」
五条「加茂家?じゃあここにいるやつ全員御三家じゃん」
佐須川「そうだな、君は五条家で、君は禪院家、そして俺は加茂家、、何卒よろしくな。安心しろ、制服は明日届く」
そしてすぐさま佐須川は話を変えた
佐須川「早速だが、明日、呪術実習のオリエンテーションだ。俺も動向する。場所は大阪だ」
黒萩「えぇ?!大阪?!!!」
五条「どした?」
黒萩「い、いや、大阪、、、」
五条「ん?」
黒萩「一回、行ってみたかったんだよね、、」
五条「え、あ、そゆこと?」
黒萩「う、うん、!」
佐須川「そうか、そいつはよかったな。集合時間は6時、場所は羽田空港第1ターミナルだ。くれぐれも遅れないように」
五条&黒萩「はい!」
4月7日:羽田空港。第1ターミナル。五条待ちのふたり
佐須川「五条のやつ遅いな」
黒萩「おっそいなぁ、、てかこの制服いいね」
奥から走って五条が来た
五条「おぉーい!!おまたせー!」
佐須川「おい五条、、」
五条「あ、はい、、」
黒萩「プププw」
佐須川「次は遅れるなよ、、遅れたら、、」
五条「はいはいわかりましたよ、、気をつけます」
佐須川「よし、じゃあ行くぞ」
黒萩「大阪やっふぅー!!」
五条「ねっむ」
CAさん「チケットの掲示をお願いします」
佐須川「どうぞ」
CAさん「はい、ありがとうございます。では楽しい旅を」
五条「(俺達の場合、ほぼ授業だけどな)」
黒萩「(大阪♪大阪♪大阪♪大阪♪)」
佐須川「ちょっと離れてるが、機内食とかは自由に食べていいぞ」
五条「マジ?やったね」
黒萩「黒毛和牛よぉ!持ってきなさぁい!」
五条「早速すぎるだろ、」
そんなとき大阪では、、、
ヤンキーA「おい、警察さんよぉw、、賄賂受け取ってくんね?w」
警察「い、いや、そんなことは、、」
ヤンキーB「えぇいいじゃぁんw」
警察「や、やめろ!」
ギャルA「えぇぇ、かっこいい!!w」
ヤンキーA「そんなこと言って俺達が引くと思う?w」
ヤンキーB「ほらぁw 早く受け取れよぉw」
ギャルB「やめなってぇw 警察さんが怖がってるよぉw」
「恐怖」、「憎しみ」、負の感情が蓄積されていく、、。
五条「嫌な予感すんなぁ、、まあ実習だからか、、」
五条の携帯に一通のメールが届く。佐須川からだ。
佐須川「(そういえば、発生する呪霊の等級は今の俺は知らない)」
五条「は?え、つまり特級の可能性もあり?!!」
黒萩「ん?あいつもう寝たのか」
そして黒萩にもメールが届いた。
黒萩「ん?え、えぇぇ??!!」
五条&黒萩「(帰りてぇ、、、とほほ)」
佐須川「(これも生徒のためだ、、上からの指示を避けたら俺が殺される、、かと言って特級呪霊を相手にさせるわけにも、、どうしたものか)」
迅たちに迫る、特級の脅威・・。
to be continued...