4月7日、13:30。某設立相談事務所。
特級呪霊「領域展開『
髑髏地帯』」
領域展開「髑髏地帯」。特級呪霊の一体「レプティリアン」の領域。領域内では、自身を模した式神の分身を何体も出すことができる。主に相手の数で召喚数が決まる。しかし本人が制限を解除すれば、好きなだけ召喚可能。領域展開を5分継続させれば、相手を領域内の砂漠の中に蟻地獄のように取り込み、式神のスタックとして貯める。
佐須川「行くぞ!」
五条&黒萩「応!!」
その頃、帳の外では、フードを被った一人の男が現れた。
???「なんだよ、もう行ってたのか、、」
その男は帳に入ろうとするが、なにかを察知したかのように入るのを止めた。
???「やっぱやめるか、、もう老害は次世代にお譲りってな。逆化、、ともかく上にも動きがバレると困る、、」
帰ろうと歩き出したとき、男は振り向き言い放った。
???「はぁ、、」
レプティリアン領域内。
黒萩「玉犬!行け!!」
佐須川「相手はこっちと同じ3対3、畳み掛けるぞ!!」
レプティリアン「ケケッ」
そして五条が走り出した。
咄嗟に五条はレプティリアンに拳を入れる。
五条「(くっそ、やっぱり受け止められる、、」
そして、殴る、、しかしなにかが違う、、ただこれは呪力を乗せただけ、、
そう、かつて特級術師五条悟がやったように、殴った直後に蒼を発生させることで普通の打撃がカウンターを入れられるように感じさせる無下限呪術の応用的な技を再現しようとした。しかし、それもそうはいかない
五条はレプティリアンからの攻撃に受け身でしか防げてない。無限の発動を怠ったのだ。
五条「発動、できないッ!!」
佐須川「(あいつ、呪力を拳に纏わせ、術式で新たな応用をやろうとしているのか、、)」
佐須川「赤血操術『百斂』 「苅祓」!」
突如、レプティリアンは赤血操術「「苅祓」によって切り刻まれる。
レプティリアン「グハッ、、ゲボッ、」
そのとき、他のレプティリアンが五条を襲おうとしたが、黒萩の玉犬に阻まれる。
黒萩「あたしが相手だよ、トカゲ野郎」
そして分身の呪霊も佐須川のほうへやってくる。
佐須川「こっちもくるのか、、、」
気をためるかのように佐須川は全身の血のエネルギーをコントロールし、身体能力の底上げを行った。
佐須川「『赫鱗躍動』!!」
赤血操術のいわゆるドーピング能力。
その躍動は亜音速を超える。
佐須川「赤血操術『百斂』、「超新星」!」
レプティリアン「キッ!」
血液で生成した百斂を、遠隔圧力で破裂させることで発動する技「超新星」。百斂の複数召喚による全方位の発動も可能。
その時、、
黒萩「『鵺』!畳み掛けて潰せ!」
ビリビリビリッ
グサッ
玉犬・黒の爪が分身の胸部中心を突き破る。
しかしレプティリアンはニヒッと笑った
その時いきなりなにもない空間から呪力の爆破が起こった。
佐須川&五条&黒萩「?!!!」
玉犬・黒は破壊された
黒萩「まじか、」
佐須川「(まずい、結構ピンチだな、、ここは今相手の領域内、、バフもあるだろう。それに対抗するには簡易領域の展開、それか領域展延、、だが簡易領域は範囲が狭く、3人が入れる空間がない、、なら、、、)」
領域の最も有効な反撃、こちら側も領域を展開し、完全に自身の領域として収める。そしてより鮮麗された領域がその場を制する。だが、、
佐須川「(使えるのか、俺に、、、今使わないと、、死ぬ)」
その瞬間
五条「術式順転「蒼」!!」
レプティリアン3体を一点に集中させた
黒萩「(まだ使役できてなけど、召喚する分には問題ない、、呪霊を対処しつつ、こいつを調伏する!」
そして黒萩は「未調伏」にも関わらず、玉犬と入れ替えるように召喚する
黒萩「『大蛇』!」
2体のレプティリアンを大蛇で巻きつけた。
刹那、佐須川は本能的として、胸ポケットから血のパックを取り出す。それを投げつけ、呪霊2体を縛る。
佐須川「赤縛!」
咄嗟にレプティリアンは分身を解き、残されたのは本体のみ。
五条「よし!行ける!このまま確実に倒す!」
佐須川「(よし、今のところいい感じに攻めれてる、、あとは、、)」
そのとき、佐須川の脳裏によぎる高専時代
西暦:2953年の某日。東京呪術高専にて、、。
???「領域展開?」
そういったのは佐須川の高専時代の師匠の「
西堂蓮」。元1級術師で、現在の消息は不明。
佐須川「はい、師匠って領域展開は使えるんですか?」
西堂「いや、使えない。でも簡易領域で擬似的に範囲を再現したことはあったが、それ以上の進展はない。」
佐須川「確か、自身の生得領域を呪力で構築し、現実へ持ってくるってやつでしたよね、、自分の心の中を現実に引っ張ってくるって、どういう感覚でやればいいんだろうか。」
西堂「今の時代にかつてのような領域展開を使用できる術師が圧倒的に減少していっている。呪術師自体もな。そんな世の中で、領域展開を使える術師がいるのが相当なレアだ。グラウンドゼロで起こった新宿決戦以来、日々減少していったというデータがあるが、今もそれが続いてると思われる。大体5%くらい減少したな。」
佐須川「そういえば、簡易領域で範囲を広げたって、どういう感じですか?」
西堂「えぇっと、なんかこう、魂をグッてやって、集中して、グワァ!って感じ??」
佐須川「ナニイッテンデスカ。」
西堂「俺も説明が難しいんだよ」
佐須川「もう感覚ってことですか?、、」
西堂「まあ、とりあえずイメージだ。頭で想像したことを現実で起こさせる。」
現在
佐須川「って、できるわけねえだろ、、自分の心の中、、」
俺には、赤血操術が刻まれている、、。加茂家相伝の術式を引き継ぐのは当たり前、、でも、俺の赤血操術は、普通の赤血操術とは違う部分がある、、。それは毒効果だ。通常は使えない赤血操術の毒。これは俺の母親の祖父母が呪霊と人間の混血。受胎九相図を取り込んだんだ。それを引き継いだのが俺の赤血操術。呪霊と人間の混血というのは、あの特級術師以外いなかったが、今俺は、人間と呪霊の混血同士のひ孫だ。だから、俺も呪霊の血が流れている。それを利用したのが俺の赤血操術というわけだ。このことは俺の師匠以外誰もしらないことだが、もう知っている術師もいるかもしれない。領域展開は、呪術の極地とも言われている、、そんな極地にたどり着くには、、自分の心の中、「生得領域」を用いて、掌印をし、呪力で構築する。それを今成し遂げたい、、。
そのとき、佐須川は手の平を広げ、百斂を発動させた。
佐須川「(俺の百斂は結構タメがいる、俺のやつはゴルフボールくらいだからな、五条と影華が時間稼ぎをしてくれるだろう、、、)」
黒萩「(なにこの、、あたしの精神が揺るがされる感じ。)」
五条「(俺は、俺はできるだけ時間を稼ぐ!俺の術式でやつを倒す、、でもなんだ、この以上な感覚、。まるで、今まであいつに待ちくたびれられてたような、、俺もあいつを知っていそうな、、。いや、あいつを知ってるんじゃない。あいつの気配を、俺はなぜか知っているんだ、、。)」
そのとき3人は、ただならぬ気配を確実に感じ取っていた。こんな呪霊よりも恐ろしく、禍々しい気配に。その気配は、呪霊の胎内から溢れ漏れている。それは帳外でもわかるような異様な呪力量。それを見ているのは、、。
帳の外では、、。4月7日13:35
???「ん?これは、、まじかよ」
深く被ったフードの中の口元には傷がある。そう、彼は、、。
虎杖悠仁
呪術界の歴史において、彼の存在は極めて異質であった。宿儺の器として生き、多くの仲間を失い、2018年、呪詛師羂索による呪術の殺し合い「死滅回遊」平定した。この男がいなければ、今の日本は終わっていたと言えるだろう。今なお、現代を生き続けている。その男が今、戦場に出戻る。
呪霊の膨大な呪力で、領域が崩壊しようとしていた。
そのとき佐須川は呪霊の肩にヒビが入ってるのに気付いた。
佐須川「あの傷、、なんだ」
肩に傷なんて誰一人攻撃していないのに、、、!!
「―『解』―」
その瞬間、結界は崩壊した。結界と同時に事務所も破壊された。
五条&黒萩&佐須川「!!??」
虎杖「あれ?まじでいけちゃったよ」
結界が崩壊したときに3人が見たもの、それは特級術師であり宿儺の器として運命を背負った者。呪術の歴史の傑物の一人、虎杖悠仁の再来。
記録:2970年4月7日・13:40PM。特級術師虎杖悠仁が大阪県神戸市居酒屋街の某設立相談事務所に現着。
佐須川「い、虎杖悠仁?!」
瓦礫の上から下を眺める虎杖悠仁
五条「(虎杖?あの、虎杖なのか、、)」
黒萩「(うっわ、みただけでわかる、、絶対強い)」
虎杖「
呪霊、もしかして、、」
そう言いかけたとき、呪霊が悶絶を始めた。
呪霊「ギャァァァッ!」
佐須川「なぜ、あんたが、」
虎杖「来るつもりなかったけど、、この呪霊が気になった」
その瞬間、呪霊は虎杖悠仁の眼の前に瞬間移動した。
虎杖「おぉ、」
呪力を最大まで高め、放とうとした、だが、。
虎杖「意味ないよ」
五条「術式順転『蒼』!!」
五条迅によって、引き寄せられたと同時に打撃を入れられたことによって呪力は虎杖には直撃せずに、空へ飛ばされた。
佐須川「『赫鱗躍動』・赤血操術『百」...バタッ
『百斂』を使おうとした佐須川が倒れた。赤血操術の複数回使用により、貧血で倒れたのだ。
惜しむまもなく、五条は腕を掴み、さらに打撃を入れようと思った矢先、呪霊の腕が引きちぎる。
そして五条は見る。もうひとつ、中から人の腕のようなものが出てきたのだ。手首のあたりには紋様が浮かび上がっている。
五条&虎杖「!?」
呪霊が腕を振るうと、不可視の斬撃が放たれた。
咄嗟に五条は無限を発動させ防御した。
虎杖「解!」
斬撃に対抗すべく虎杖は同じく斬撃を放ち防いだ。
斬撃によって、黒萩の式神「大蛇」は一時解除された。
呪霊は突然、自分の胸部中心に手を突っ込み、皮を突き破るようにして、呪霊の中から殻を破り放たれたのは、、、。
五条&黒萩&佐須川「!?!」
4人は見ることになる。死の淵から蘇った、、呪いの王を、。
両面宿儺
佐須川「す、宿儺、、!!」
五条&黒萩「(宿儺...ッ!!)」
虎杖「はぁ、まじかよ、」
宿儺「久しぶりだな、、小僧...」
あたりを見回す宿儺。
宿儺「ほう、なるほど。六眼の無下限使いに、あれは女の十種、そしてそいつは加茂家の赤血使い、、御三家お出ましといったところか」
虎杖「もう小僧じゃねえよ」
宿儺「なら老いぼれか?相変わらずの間抜け面だなw」
虎杖「うるせぇ....。さっさと祓う」
宿儺「そう簡単に祓われるほど、鈍ってない、ケッw」
虎杖「待てよ..。逃がすと思ってんの?」
宿儺「落ち着け。せっかく現世へ帰ってきたんだ、、まんべんなく楽しもうじゃないか、クックックックッ」
その時宿儺は瞬間移動で真っ先に逃げた。
それと同時に帳も解かれた。あたりは明るく照らされる。
虎杖「また、始まるのか、、」
虎杖悠仁、そしてかつての呪いの王「宿儺」の再来。新たに始める廻る呪い合い、、、。
宿儺「さて、やるか」
第1章「未来開門編」完
新章スタート!!
to be continued...。
誰か宿儺の指食べさせたんかな