「アウターズ」
第1話 / 全1話 · 679字 · 約2分
アルム「暇だ....」
アルム・イルヴィナス
17歳
サイバーウェア「パンチ増強」「反射・運動強化」
親兄弟:なし
そんな少年がスラムの真昼間、やることもなく空を眺めていれば、すぐ近くで鍔迫り合いが聞こえる。
気になってみてみれば、体を異常改造して暴走した輩が、すぐ近くの屋台で喧嘩をおっ始めている。
すでに10人くらい死んだようで、あたりには鉄臭い匂いが漂っている。
すぐにカジタニの軍が来て、取り押さえてしまった。
体のサイバーウェアが疼いて、自分がどれだけ闘争本能が強いかを思い知らされる。
そんな苦痛に悶えていたら、すぐ近くの不良が話しかける。
不良「ちょっとツラかせよ」
何が始まるかなんて予想がつく、自分で言うのもあれだが、俺は腕には自慢があるんだ。
蛍光灯でチカチカ光る外とは対照的に、暗い路地裏、相手は3人。その上、わかりやすく武器を構えている。
アルム「喧嘩か?」
不良「ご名答、でもちっと違うぜ」
そう言うと不良は、構えていた銃の引き金を引く。
弾丸の発射音とサイバーウェアの起動音が静かな路地裏に響く。
結果はわかってる
アルムの拳が、不良の鼻を折る。飛び散る鼻血、さらに響く弾丸の発射音。
彼らが引き金を引いたのは合計で6回ってところだろう。
3人全員の鼻がへし折れて、そいつらが全員白目剥いて気絶するまで、かかった時間は約20秒。
不良どもの財布から金を抜き取とる。
アルム「わりぃね」
そうして路地裏から出ていけば、またやかましい広告と目に悪いネオン街が視界を塗りたくった。