明日、僕を忘れる君と、昨日、君を忘れた僕の365ぴーたろう
長編連載中
もしも、2人の思い出がどこにも残らないとしたら、この恋はなかったことになりますか?
明日、僕を忘れる君と、昨日、君を忘れた僕の365日
全1話
1,000字
約2分
48 PV
いいね 3
彼女_名前/花橋るな
障害/前向性健忘(新しい記憶が定着せず寝たらその日のこと全てを忘れる.新しい記憶が保存できず名前等しか覚えない)
原因/幼少期強く頭をぶつけたことにより
性別/女
年齢/高2
彼氏_立花あきら
障害/逆向性健忘(昨日のことを忘れてしまう。新しく記憶を保存することはできるが昨日のことを思い出せない)
原因/交通事故により
性別/男
年齢/高2
--------------------------------------------------------
はじめまして、今日から1日限定の恋人をやる『僕』です」
「はじめまして、今日だけあなたの恋人になる『私』です」
高校生の僕は、徐々に過去の記憶が消えていく進行性の記憶障害を抱えている。ある日、彼は満開の桜の下で、どこか儚げな少女と出会う。意気投合し、恋に落ちた二人。しかし、二人が互いに隠していた「やばすぎる秘密」は、あまりにも残酷なものだった。るなは「眠るとその日の記憶をすべて失う」ため、毎朝あきらを忘れてしまう。そしてあきらは「目覚めるたびに直近の過去が消えていく」ため、るなとの思い出を後ろから削ぎ落とされていく。「それなら、毎日新しく恋をしよう」二人はスマホの動画と、1冊の交換日記を命綱にして、切なすぎる「1日限りの恋」を積み重ねていく。るなは毎朝日記を読んであきらに恋を。あきらは消えゆく記憶を必死に繋ぎ止めながらるなを笑顔に。やばい状況だからこそ、二人の毎日は誰よりも輝いていた。しかし、約束の365日目が近づくにつれ、ハルの病状が急速に悪化する。ついにるなは、あきらの写真を見ても、日記を読んでも、何も思い出せないレベルにまで記憶を奪われてしまう。「大好きな人を前にして、心が何も動かない」という絶望に震えるるな。立場は逆転する。明日の朝にはすべてを忘れてしまうはずのるなが、記憶を失ったるなの手を握り、涙を堪えて笑顔で告げた。「大丈夫。あなたが僕のことを忘れても、今日1日、僕があなたを全力で愛するから!」これは、毎朝リセットされる少女と、じわじわと過去を奪われる少年が駆け抜けた、あまりにも切なくて、一番美しい365日間の奇跡の恋の物語。