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初めまして、昨日ぶりの恋人

第1話 / 全1話 · 1,000字 · 約2分
その時高校生だったあきらは勇気を持って図書室でるなに告白することを決めていた。
2年記憶障害を持ちながらも片思いしてきた気持ちを今言うのだ。僕自身は記憶障害だがそれでも彼女を愛したいと言う気持ちが大きいのだ。
現在図書室で本を選んでいるるなに告白をする。
『2年前から好きでした。付き合ってください』
るなは顔を赤くしながらokをした。
まさか成功すると思わないので有頂天になる僕。
さっそく連絡先を交換し、一緒に帰ることにした。
連絡先を交換し好きなものをお互い話し合う、人生で初めての最高の帰り道と言っても過言ではないだろう。別れ道、るなが『今日はありがとう、また明日!』と言い帰っていく背中を見ながらあきらは少し切なく感じた。だがあきらは胸を高鳴らせながら家に帰った。

翌朝、あきらのスマホの画面には『メモ、絶対に忘れちゃいけないこと:昨日るなと付き合った』とかかれている。これであきらは思い出したのだ。

しかし問題はるな、朝起きた瞬間病気が発症した1年前に記憶が元通りになってしまうのだ。
朝起きたらまず2026年に時が進んでる…?と感じるのは日常茶飯事。彼女はパニックを抑えるため,あらかじめメモに『未来の自分へ取扱書』と言うのを残している。
毎朝これで自分は記憶障害、勉強はこんなことをした、など昨日のうちに全てをまとめる。もちらんそこには『あきらと付き合ったということまで残されている』だが記憶には残っていないので混乱してしまう。

そしてあきらとるなは家を出て学校へ向かった。
あきらはいつもと同じ日の道なのになぜかウキウキが止まらない。そしてあきらが先に着き友達へ自慢した『聞けよ!僕記憶障害だから覚えてないけど昨日の僕、告白してたんだって!!』と言う。友達からは
誰!?教えろよーと言う声が聞こえてくる。あきらは『2組の花橋るなさん!可愛いよね〜』、と発言した瞬間時が止まったかのように友達が固まった。
みんなの心の中は『言えない、大切な友達の初彼女の病気、前向性健忘で昨日のことを全て忘れてしまうと言うこと。』あきらは同様した。『なんでそんなに固まってるんだ?』と、そしてある1人の友達が口を開いた『ごめん、あのさその彼女、前向性健忘っていうお前と同じ記憶障害だよ…』
『え?』

窓から差し込む朝の光が、急に冷たく感じられた
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