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結婚式場 3

第5話 / 全6話 · 573字 · 約2分
私がここまで話し終えると、夫人はにっこにこの笑顔であった。

「そんな、素晴らしいお方と結婚出来たらいいですね」
「勿論ですわっ……むん」

後ろから羽交い締めにされ、ぐいーっと引っ張られる。

「ロゼル……。私は今姫乃夫人と話しているのですわ。離しなさいよ」
「夫人が困ってるだろ。メレシーが申し訳ない。ほら、いくぞ」

ロゼルに仕方なく連れて行かれていく私達に姫乃夫人が「結婚すれば良いのに……」と呟いていたことを私は知らない。






申し遅れたが、ロゼルは私の幼馴染みの公爵の長男だ。
彼は私のタイプドはまりだが、性格が最悪なので、ただの残念イケメンとなっている。

「はぁ……。なんでこんな良いときに来ちゃうのかしら、ロゼル」
「面と向かって言うなよ」
「じゃあもうこれからは陰で言いまくるから」
「それはそれで嫌だけど。ていうか御飯食べないの?」
「うるっさいわね。だから今まで奥様と話してたのよ」

ロゼルは大きくため息をつき、肩をがっくり落とした。

「それが駄目だと言ってるんだよ」
「なぜかしら? 私は世間話ですわよ」

私がそう言うと、ロゼルはふぅとため息を吐いた。

「世間話? 俺はお前が自分のタイプをガンガン言ってるだけにしか聞こえなかったけどな~?」
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