EP.4 影者
第4話 / 全5話 · 486字 · 約1分
チャイムがなり、先生がドアを開け、入ってくる
いつも通りの挨拶が聞こえ、先ほどまでの痛みも、恐怖も全て夢だったのではないかと感じる。
だが下校時間直前の休み時間、刃刀 銘がいつにもない真剣な表情で神樂に言う。
「放課後、体育館の裏に来て、あの化け物について話してあげる」
神樂がポカンとして、聞き返そうとしたとき、チャイムが鳴り、下校時間になる。
銘に言われた通り、神樂は体育館の裏へと足を運ぶ。
そしてそこにいた銘は、いつもの態度ではなく、責任や重圧を背負った大人のような空気を纏い、立っていた。
「こっちよ」
空気に気を取られていた神樂をよび、体育館の裏入り口に手をかざし、開ける。
そして、その扉の奥には、体育館ではない、別の空間が広がっていた。
その空間に呆気に取られていると、銘は神楽の手を掴み、その空間へと足を踏み入れる。
手を引っ張られ、神楽もその空間に入っていく。
中に入ると、さらに物理的な世界自身に対して冒涜的なほどの不思議な空間が広がっていた。そして、一人の長身の男が、神楽に声をかける、「ようこそ蒼炎、このシェダウザーズへ」